だいたいのことはひとりでも楽しい

一番大切にしていることは「精神衛生」です。

敏感くん

仕事をしておらず、好きなように過ごしていてストレスフリーのおかげか、白髪が目立つ頻度が減った気がする。以前は、週に1回はカラートリートメントをしないと、前髪部分の白髪が目立つようになってきていた。今は2週間に1回といったところか。家族以外の人に会わないし、ボサボサの髪じゃなければ、白髪があっても別に構わないんだけど。

 

さて、タイトルの「敏感くん」は、HSC(Highly Sensitive child)のこと。NHK-EテレETV特集で放送された「敏感くんたちの夏」を観た。以前にも放送された番組の再編と、出演していた子の現在を追ったものだった。前回の放送は、私がまだHSPという言葉を知らない時に、番組表をチェックしていて気になって録画した番組だった。そこに出ていた北海道に住む元気くん(初回では小6)の生活を追ったもの。中学1年生になった彼は、小学校から学校生活に馴染めず、なんとか午前中の2時間だけ登校している、といった状況だった。共感力など敏感すぎて疲れるし、緊張するという。私は自称HSPだと思っているが、彼ほどではないなと思った。しかし、彼のすごいところは、それを自分で自覚しているし、言語化も優れているというところ。「○○が・・・だから、こうだろうなと思って、言いたかったけど気を悪くしちゃいそうだと思ったから言わなかった」といったように、自分がどう捉えているからこう言えなかった、できなかったと客観視できている。学校の勉強よりももっと他の何かに突出して優れているののではないかと思うので、心理学の研究とかそういったことに特化してやっていったらいいのでは、と勝手に思ってしまった。

そして、目を見張る変化があったのは、元気くんの祖母の変化。他の子と同じように学校へ行って、同じように友だちと遊んで楽しく過ごしてほしいという願いがあったが、元気くんはどうしてもそれができない。そこで、孫と祖母、一緒に1日を過ごしてみて、それぞれがこの時にどう感じたかをそれぞれのノートに書き出してそれを見せ合う、ということをしてみる。すると、それぞれの感覚はこんなに違っているだとわかり、そして、きっとHSCのことも勉強されたのだろう、「今は、通信制の高校もあるし、、」と元気くんに寄り添う方へと気持ちが変化していったのだ。これは元気くん本人もうれしかっただろうと思う。学校に毎日通えなくても大丈夫。それに、彼は自分の気持ちをきちんと言語化して伝えられているから、そんなに心配いらないかもしれないと思うのは楽観視し過ぎかしら。

そして、やはり何よりも心が安心するのは、同じような仲間がいるということがわかること!これは大人も子どもも同じなのではないかと思う。自分だけじゃないんだ、という気持ちだけで乗り越えられることはたくさんあると思うから。