猫保護~譲渡までの記録【飼育放棄発見からご飯やり編】
のちに保護することになる猫を最初に見たのは、私が愛犬を散歩している時でした。
野良猫にしては品のある、顔が黒く体が白い猫。
後になってシャム猫であることがわかりました。
私は全くもって猫の種類に疎かったのです。
程なくして、なんと、うちの中にそのシャム猫が入り込んでいるのを発見。
夏場だったので、玄関のドアや窓を少し開けていたため、ご飯を求めていた野良化したシャム猫が、度々うちに入ってきていたようでした。
家の中を追いかけっこ。
猫って素速いんだなと、その時は捕獲するなんて思ってもいなかったので、ひたすら動きの速さにビックリしていました。
そして、この猫が6軒ほど先の空き家の庭に住んでいることがわかったのです。
そして、他にももう1匹シャム猫、そして、子猫も数匹発見。
どうやら、この空き家に住んでいた家族が飼っていた猫たちのようでした。
お腹が空いて他人の家に侵入している。
母も家の中に侵入してきた猫を見たので、いろいろと話し合い、その庭に住む猫たちにご飯をあげる(こっそり)ことに。
ただ、「野良猫にエサを与えないでください」は一般常識。
地域猫と決めている猫たちであれば問題ない行為だと思いますが、かわいそうだから、と飼い主のいない猫にエサをあげてはいけないんです(のちに回覧板で「やめてください」と書かれたものが回りました・・)。
この時点でも、まだ捕獲などは考えていませんでした。
しかし、エサを与えるようになって、猫たちが懐いてくるように。
特に、うちに侵入していたらしきシャム猫ちゃんは、子猫にお乳をあげないとならないためか、かなり懐いてくるようになり、うちに寄り付くようにもなってきたのです。
数週間前は素速い動きで私から逃げていたのに、ちゅーるをあげながら体を撫でられるようにまでなってきました。
私にも母にもそんな具合で慣れてきました。
【つづく】