だいたいのことはひとりでも楽しい

一番大切にしていることは「精神衛生」です。

his

お風呂上がりの冷えたアイスコーヒー、おいしい。

キンキンに冷えたビール、もおいしかった。

ビールが苦くて飲めなくなったのはいつ頃からかな。真夏の缶ビールの最初の一口はおいしく感じられたけど、もうほとんど飲めなくなった。

アルコール自体も、このところは美味しく感じなくなっていて、あまり飲まなくなった。ちょうど1年前の私からすると信じられないだろう。なにせ毎日缶チューハイ一本は飲んでいたから。

 

入院や試験勉強もあって、徐々に回数が減り、量も減り、今では週に1、2回くらいになった。酔いが弱くなったことと、1缶飲んだだけでも、次の日の朝、頭痛が残るようになったという理由もある。それと、この1ヶ月くらいの休職中、寝る前に少しヨガをやる習慣がついてきたので、その集中力も保つために飲まない、という理由も。おいしく飲む時においしくいただくのがきっとベストなんだろう。

 

さて、タイトルの「his」は、映画の「his」

今年(2020年)の2月頃上映されていて、8月にDVD化されたのでレンタルで鑑賞した。

観る前のイメージは、”ボーイズラブ”。その先入観を覆された。もうボーイズでもない大人の男たちのストーリーだった(私はLGBTQのLながら、いわゆる”腐女子(おもに映画)”です)。

 

印象に残った点をいくつか。

 宮沢氷魚くん演じる迅が、(おそらく)東京での職場でのアウティングを機に(?)人里離れた田舎(岐阜県白川町)に1人で移住し、自給自足で暮らしている、という設定。

○親権をめぐる裁判の内容が、だいぶリアルさを感じる内容だったこと。

○都会暮らしと田舎暮らしの対比。だいぶ田舎暮らし寄りに描かれていたこと。

○子どもがいると、やはり地域に溶け込みやすい感じ。 

松本穂香さん演じる美里の迅への恋が、かえって新鮮でピュアでジーンときたこと。

戸田恵子さん演じる桜井弁護士が正義の味方に思えてステキだったこと。

 

1人で田舎に移住して、人との接点を避けて過ごしていたゲイの主人公という設定は、私が観てきた映画の中では珍しい設定だった。現実にもいらっしゃるかもしれない。でも、年頃の男性が人口も少ない田舎でひとり暮らししていたらかえって目立ちそう。しかも、あんなに透明感のある氷魚くんのような男性が1人でいたら、そりゃ、嫁さんを薦められちゃうのでは?

 

YouTubeでもリアル男性カップルで、地方暮らし(東京からそれほど離れていないと思われる)している人たちがいるが、顔も出していらっしゃるので近隣にもオープンにしているのかもしれない。意外に飛び込んでみると、LGBTQであろうがそうでなかろうが、人となりがわかってもらえればそんなに拒否されることもないのだろう。要するに「慣れ」だろうなと思う時もある。

 

そして、惚れ直したのは戸田恵子弁護士(笑)。あんなに知識もあって、味方になってくれる弁護士がいたら頼もしいだろう。そして弁護士役似合ってらっしゃるし!そういえば、三ツ矢雄二(ゲイとカミングアウトしている)と仲良しだった!だからかな。ALLY戸田弁護士ラブ…。

 

www.phantom-film.com